先週末のことです。
ガーネット・シルク没後15年目の追悼ダンスにマンデビルまで行って来ました。
<写真> ガーネット・シルク
ダウンタウンから300ジャマドル(日本円で500円くらい)の乗り合いバスで西に向かうこと約2時間。
マンデビルの中心地から、ガーネットの生家までタクシーで20分。
山の中だから夜はかなり冷える。
ダウンきちゃっているジャマイカ人もいるくらい。
このダンスを主催しているお姉さんのマーシャがすごい親日家で、手厚い歓迎を受けました。
一晩いたけど、誰からも「ビールおごってくれ」とか、「カネくれ」とか言われない代わりに、
みんなから「来てくれてありがとう」という言葉とともに、
フライドフィッシュやスープなんかの料理でもてなしを受けました。
<写真> スープをみんなに配るマーシャ
<写真> ガーネット・ファミリー(左が息子さん、お父さんの生き写し!)
ボブ・マーリーの再来と言われながら、94年12月10日に自宅が火事になり、火の中に残ったお母さんを助けに行って、そのまま亡くなってしまったシンガー。
ドラッグ売買に絡んで恨まれていたとか、銃がきっかけで火事になったとかいろいろ噂はあるけれど、真相は誰もわからない。
スターダムにのしあがってから2、3年で「Hello Mama Africa」をはじめ、名曲を多く残し逝去した伝説のラスタ。
芸名の通り、シルクのような清涼感のある爽やかボイスと、90年代始めのポコポコしたあったかいレゲエのトラックがガッチリはまってます。
満月が明るくて、ジャマイカ人のいい部分だけが照らし出されたような一晩でした。
ガイダンスしてくれたスガさん、a.k.a.ガース・ベイダー、リスペクト。
写真 今でも残る焼けた家の跡。
写真 現在建築中の記念館