11月28日土曜日にキングストン郊外のAce Super Centerで開かれたTilapia Cook-off 2009にイーストジャパニーズレストランの一員として参加してきました。
この大会は、ジャマイカを代表する5人のシェフと5人のファーマーを集めた、地元のティラピア(日本でいう鯛)の調理大会。各シェフがティラピアを素材とした料理を出し、お客さんと審査員にジャッジしてもらうというイベント。
将太の寿司で出て来る大会のジャマイカ版のような感じ。
日本料理の他には、中華、ヨーロッパ、インド、ジャマイカ料理などなど。
イベントの後援は農業省。
ジャマイカでは今、国の農業、水産業の国内消費のテコ入れの真っ最中。
グローバル化の中で国内の農作物がアメリカを始めとする海外の安い輸入品におされっぱなしのジャマイカ。このままだと第一次産業が廃れるばかりだからこういうイベントを通じて国民に新しい料理を提案し、ローカルな食物の消費を奨励しているわけです。
オーナーシェフのタカさんが用意した作品は、
○ティラピアのテリヤキ寿司ロール
○ティラピアのスパイシーサラダ
○フライドティラピアのセビチェ
3品で350JMD(日本円で350円くらい)
かなりのバリュー。
ジャマイカだと生の魚を使った寿司を食べるのはまだまだアップタウンの人たちが中心。
アメリカでも昔は生魚が全然受け入れられなくて、マグロの変わりにアボカドを使ったカリフォルニアロールを作ったりして、少しずつ寿司が浸透していったらしい。
一般のジャマイカ人は食にはまだ保守的で生で食すことは信じらないらしく、スゴい目で見られることも。
びっくりついでに、
「お前ら日本人は、犬も食うんだろ?」
って自信満々で尋ねられたり…。
…話は戻すけど、このイベントでは、Most creative use of ingredients (素材を生かした作品賞)を受賞。
んで、以下昨日のローカル紙オブザーバーに掲載された記事。
僕とローハンはシェフじゃないけど、写真に入りました。
左より、リョ−ヘイ、タカさん、ローハン、ケンジさん、コガシワさん。