遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
タイトルは鎌仲ひとみ監督作品、おすすめのドキュメンタリー映画。
吉幾三の演歌と雪景色がバッチリ似合いそうな東北の原風景に、違和感たっぷりの核廃棄物再処理工場を抱え込んでしまった、青森六ヶ所村が舞台。
国からの多額の補助金と働き手の需要はポジティブ、核汚染への恐怖と地元の農作物のブランド失墜はネガティブ。
仕事がなく過疎化が進むこの寒村において、政府からお金と仕事の保証は魅力的な条件。
ただし、セット販売されるのはトランプでいうとババ、プルトニウム再処理工場。
昆布漁のおじさん、チューリップ畑を育てるおばさん、みんなみんな、雪の日も、晴れの日も、核のメルトダウンの恐怖を抱えながらこの村で元気に生きている。
誰かが引かなければならないババをひかされた人たちと、それに気づかず気楽にトランプに興じているのは誰か?
下品なくらいネオンの明るいドンキホーテを通り超した、渋谷の東急裏の映画館アップリンクで観た。
けっこうくらいます。
現在、日本には稼働している原子力発電所はすでに50カ所以上あり、これから計画中のものがさらに13カ所。そして、その廃棄物を六ヶ所村で処理して再利用しないと、電力供給に間に合わないんだって…。
このうち、ひとつでもメルトダウンすると、予想される放射能被害は広島原爆の1000倍以上…。
今年のテーマは「省エネ」かな!?
六ヶ所村ラプソディー