日曜日の朝、iBOOK G4を開いてメールチェックしてたら
「ジュ〜〜ン!!!」
っていきなりイヤーな音がして、液晶がブラックアウト。
まったく起動しなくなり、イカれてしまった。
丸一日パソコンなし、ホントに不便。
翌日仕事休みだったから、パビリオンやらニューキングストンやらの電機店に朝から修理できるか電話を入れたけど、この国ではウィンドウズが主流で、マックの修理屋さんがいない。
4件目でやっと
「パソコン持って来たらチェックしてあげる」
っていう会社を発見。
場所は海に近いマーカス・ガーベー・ドライブ。
タクシーで途中、マックスフィールド、チボリを通る。
こっちに住み始めてから初めて通るけど、やっぱりバラックだらけ。
ダウンタウンに突き抜ける快晴の青空はすごい気持ちいいのに、こういうと失礼だけど、ゲットー独特の匂いがある。
やっぱりいい雰囲気とは言えない。
んで20分ほどのドライブの末、倉庫街の一角にあるオフィスに到着。
修理工は、なんと日本のアニメ好きのジャマイカ人。
ナルトとデスノートが好きで、独学で学んだという日本語を少し散りばめながら、パソコンを見てくれる。
いつか秋葉原に行きたいんだってさ。
マッチョイズムが蔓延るジャマイカも変わったのか?
そういえば一年くらい前に青山ブックセンターでアメリカでジャンプを売っているビズという会社社長の講演会に行ったとき、
アメリカでも少しずつナヨナヨ系が認知されてきた、って話をしていた。アメリカ全土でジャンプは毎月20万部(アメリカのジャンプは月刊)売れてるんだって。
この社長は電車男のアメリカでの映画公開も手がけた人。アメフトやってて筋肉ムキムキ男とセクシーなチアガールが典型的なモテるロールモデルのこの国で、ひ弱な主人公とエルメスの恋に映画館で声を上げて熱く応援するアキバ系アメリカ男子の存在を映画館で目の当たりにしてすごい衝撃を受けたそう。
そんな日本アニメーションの熱がカリブにも伝わっているわけですな。
日本のアニメの浸透が早かったヨーロッパでも、20年前に天空の城ラピュタが公開された時には、全然理解されずに酷評されたって聞いた。
アニメの認知って、その社会の成熟度というか、多様性を認めるバロメーターのひとつなのかもね。
さてさて、結局僕のパソコンはこの修理工のおかげで無事に直りました。リスペクト。原因はバッテリーのオーバーチャージ。この国は電圧が安定していないから、バッテリーの負担が大きく、家電もすぐ壊れるとのこと。すごい勉強になった。
この国で今、宮崎駿映画を公開したら、どういう反応するのかおもしろそう。
もののけ姫とかはラスタの思想に近い気がするんだけど、どうかな。
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