原宿のストリートファッションヒストリーを、アメリカのファッション・エディターの視点で追った本が12月1日に発売されました。
Style Deficit Disorder By Tiffany Godoy
Vogue Nipponの編集も手がけているTiffany Godoy氏は日本在住歴10年以上のアメリカ人。
70年代のクリームソーダから、90年代の裏原宿ブーム、藤原ヒロシ、Nigo、ゴスロリまで。原宿ファッションの最大の魅力は「リミックス」だと語る。ようはパンク×ヒップホップとか、海外では棲み分けされてしまっているような文化を、ニュートラルな日本人の立場から、ファッションで融合することを可能にした、ということ。
戦後日本が和服を捨て、海外のファッションを取り入れながら自己のファッションアイデンティティーを模索しながら、やれカルフォルニアの古着だ、サーファーだ、ヒップホップだ、とあれこれ取り入れてリミックスしていったわけですが、それが今やアジアやヨーロッパに飛び火しているんだからすごいよね。
今年の春、日芸のジャーナリズム論の授業でこの著者がスペシャルゲストとして講義をやっていた時に、おもしろそうだったから話を聞きに行って、そのまま湯山さんや現役の学生たちとともに江古田駅前の「おしどり」に飲みに行きました。
その時に彼女が言っていたのは、今の裏原宿カルチャーの問題点。
昔は原宿でビジネスをスタートしようと思ったら数百万でスタートできたのが、ここ数年の原宿の高級化(外資老舗ブランドの参入と表参道ヒルズの設立)によって、一桁も二桁も資本金がはね上がってしまい、若い才能が入り込む余地がなくなってしまってきているということ。
若い才能で開かれた原宿カルチャーも結局モノポリーの資本ゲームで太刀打ちできなくなっちゃうのか?
藤原ヒロシもNigoもあんまり好きじゃないけど、でかいビルばかり建って個人商店つぶされると、街の色気というかパワーがなくなることは確実。
渋谷の宇田川町界隈も再開発の噂を聞くし。
CISCOも完全撤退してしまったみたいですが、最近まわりで90年代に咲き誇っていた日本のストリートカルチャーの終焉を感じます。
これも時代の流れ、なのか!?
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